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文芸編集者2年目の瀬名あさひは、憧れの作家・御崎禅の担当となる。映画好きで意気投合するものの、彼は実は吸血鬼であり、人外の存在が起こした事件について、警察に協力していることがわかる。捜査より新作原稿を書いてもらいたいあさひだが、警視庁から様々な事件が持ち込まれる中、御崎禅がかつては人間であったこと、そしてそこに秘められた悲しい過去を知っていく
以下、ネタバレ有りですのでご了承ください
澤村御影さんの代表作は「准教授・高槻彰良の推察」になるんだと思います。
メディアミックス化もされた有名作で、私もずっと読んでるし、実際私もそちらと先にめぐり逢いました。
そして澤村御影さんのデビュー作はこちらです。
最初は気がつきませんでしたけど、どちらの作品も先へと読んでいくうちにこのふたつのシリーズはリンクしているんだと知りました。
あからさまなリンクではありませんが、どちらにも「異捜」と言う架空の警察組織が登場し、その刑事も登場します。
メインキャラはリンクしませんが、世界線上は同じということです。
共通してるのは異界とか人外とか、人間以外のファンタジー要素があること。
なんで出版社の編集と吸血鬼なんだ?と思い、しかもそこに人外とか、犯罪とか、警察とか入り乱れてて、とっちらかりすぎではないのかと始めは思ったんですけど、読み進めるうちに面白くなってきました。
話の序盤は作家と編集の話で進み、作家がヒロインの憧れの人でびっくりするぐらいの美形。
しかも吸血鬼!とどんだけーな設定をぶち込んでくるのよと思いますけど、ストーリーはマジ面白いです。
私の個人的なマイナス面を語るとヒロインのキャラが好みでなかったことかなぁ。
この人ドジな人ではけしてないんですけど、イメージがそんな感じなんですよ。
憧れの人を前にしてオタオタしてるからかなぁ。
私は男前女子が好きで、そうでなければヤンデレな女子が好きです←男子も
なのでこのヒロインキャラが苦手なのが残念すぎる。
このキャラならむしろ男の子にして欲しかったかなぁ。
別にBLじゃなくてもいいのです。
高槻彰良の推察の方は地味男子の深町くんがハマってる気がするので、こちらも男子の方が良かったかなぁ。
生まれ変わりの問題があるけど、別に今生は男子だったでも構わない気がする(笑)
4巻目で完結かな。
脇キャラも魅力的なので第二部があってもいいかなぁとも思うし、高槻シリーズとコラボして貰ってもいいかも。
この作家さんは美形キャラと地味キャラの組み合わせがお好きなのかしら?とも思いました。
新しい作品にも期待の作家さん。
新作出たら必ず読みます!
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