十年振りに発見された少女の白骨死体。
「ラストライン」シリーズと「警視庁犯罪被害者支援課」がコラボレーションした話題作!
ベテラン刑事・岩倉剛は南蒲田署から立川中央署へ異動した。異動早々、大事件が勃発する。十年前に失踪した女子高生・真中礼央の白骨遺体が発見されたのだ。
当時の捜査では、礼央の同級生で交際相手だった三川康友が容疑者として浮上したが、確たる証拠がつかめぬまま三川は大阪の大学に進学し、捜査は行き詰まった。
捜査陣の目は再び三川に向けられたが、三川は若くして癌に冒され余命いくばくもない状態だった――。
岩倉は上司の刑事課長・三浦亮子や後輩で離婚のショックから不調をかこつ熊倉恵美、そして十年ぶりに娘の死が確定した家族のケアを担当する犯罪被害者支援課の村野秋生らとともに事件の真相に迫る。
警視庁犯罪被害者支援課の村野たちと岩倉が絡む
以下、ネタバレ有りですのでご了承ください
10年前に失踪した女子高生の白骨体が発見される。
今回も当時交際相手だった男が疑われたままだったらしい。
逮捕はされてなかったけど、疑われたまま。
なんで毎回冤罪なんだ。
今回もその男の元へ行くけど、彼は若いのに癌で余命わずかの重体だった。
この男はシロ。
私が序盤で疑いを持ったのは二人、
白骨死体が発見された廃屋の持ち主の男。
そして彼女の弟。
この二人が怪しいと思った。
廃屋の男は北海道在住。
廃屋は祖父の住まいだったが、祖父も父親も処分しようとしなかったので自分が相続。
北海道に住んでいて、東京の物件は要らないので処分を決めて作業して貰ったら白骨体が出たという経緯(いきさつ)
この家に殆ど来てなかった、知らないと言いながら実は近くの大学に通っていた頃に様子を見にたまに通っていた。
(当時)大学生に不良の女子高生は怪しいなぁと思った。
次に弟。
被害者の家族を訪れた支援課の村野。
今回はこちらの事件で村野が活躍する。
私は支援課のシリーズも途中まで読了しているので村野は馴染みのキャラ。
被害者の両親はどうやら不良の娘を持て余していた模様。
加えてどうも怪しいのは弟だった。
優秀な弟と不良の姉という組み合わせが、'設定'から来る怪しさを感じた(笑)
ずるなんだけど、創作するときのキャラ設定からよく犯人を推理してしまうくせがある私。
海外留学してる弟が中々帰国しようとしないのは何かあるからだと最初に思ったし、全てが完璧な人間なのは怪しすぎる。
大体はそういうやつが犯人だ。
実は姉に恋人がいたから、もしや弟が姉に邪な感情があったのでは?と最初に疑ったのだが、その理由は違った。
今回は刑事岩倉の女の話が少なくて良かった。
このまま出てこない方がいいのだけれど。
事件の解決は気持ちのいいものではないけれど、殺人事件はそれが当たり前だと思う。
日本の殺人事件は近親者が圧倒的に多いのでは無かったっけ?
それをいちいち嘆く刑事がよくわからないのだけれど、まぁ今回は中々のサイコパスだったのは確か。
次に期待。
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