BOOK RECO

閑人の読書記録簿

ラストライン 堂場瞬一

 

 

 

 

定年まであと10年の岩倉剛は、50歳になる誕生日の目前、捜査一課から所轄の南大田署に異動となる。その直後に管内で独居老人が殺される事件が発生。彼は、元交番勤務で同じく異動してきたばかりの後輩女性刑事・伊東彩香と共に事件の捜査に加わる。一方、さらに管内では新聞記者の自殺が発覚し――。 異様に記憶力に優れ、また行く先々で事件を呼ぶと言われるベテラン刑事。

 

 

 

 

 

以下、ネタバレ有りですのでご了承ください

 

 

 

 

ベテラン刑事のシリーズ。

堂場瞬一の作品の魅力のひとつに他シリーズと同一線上にあり、会話の中などに他シリーズの刑事の名前などが出てくるという楽しみがある。

 

これが結構好き。

私は鳴沢了とか、犯罪支援課、追跡調査班等々読んでいます。

それぞれの人物の魅力で読ませてる感じがする。

 

読みやすさで言うと他作家が好みなんだけど、作品数の多さとリンクの面白さで数多く読んでます。

 

 

今回のこの作品は舞台が蒲田近辺。

実はこの大田区は縁のある場所なので詳しくはないのですが、地名やざっくりとした位置関係などがわかるので面白く聴きました←実は今回はAudible

 

 

Audibleの魅力はまたそのうち語りたいと思いますが、聴いていて楽しかったです。

ただ今回のナレさんは役の演じ分けがあまりうまくなかった。

セリフが聴いていて声の調子とかが違うというか、混ざってしまったりさっきと調子が違うということがたびたび。

でも作業しながら(主に手仕事や料理)聴くには便利すぎて手放せません。

 

 

赴任してきて相棒になった新人女性が今後もずっと相棒なのかと思ったら次回は違っていた。

ちょっと残念。

 

 

まだ主役刑事のプロフィールに慣れないけど、別居中で女が居るのは女性にはちょっとね。

実質離婚同然で籍があるのは娘のためとは言え、やはりなんだかなぁとは思ってしまう。

 

記憶力がいいのも、薀蓄に生かされてるだけのような?

設定が完全にオヤジ向けだなと思ったのは読者層がその辺りがメインだからなのか?

 

 

紙本、最近は主に電子だけど……で読むほどでは無いなぁと思った。

シリーズは全部Audibleで聴くことになりそう。