BOOK RECO

閑人の読書記録簿

猟奇犯罪捜査班シリーズ 内藤了

 

 

 

謎の連続自殺事件。被害者は、かつて自分が犯した殺人事件と同じ手口で死んでいく。事件を追う新人刑事・藤堂比奈子が出会ったおぞましい真実とは!?

 

 

 

 

 

 

 

シリーズ読了していますのでまとめて書きます

以下、ネタバレ有りですのでご了承ください

 

 

 

 

 

 

代表的な作品としてONEをあげますが、私としては内藤了の作品全部が好きですね。

 

最初のきっかけはテレビドラマでした。

地上波のドラマは数年前からすでに興味が無くなっており、海外ドラマしかほぼ見てないのですが、日本のドラマはワンクールに1作品もあれば良い方でしょうか。

 

ちなみに2019年1月期は見ていた日本のドラマはゼロでした。

 

数年前、猟奇犯罪課藤堂比奈子は演じていたのは波瑠さんでしたか、久しぶりに見ようとした作品でしたがちょっと無理があったみたいですね。

見始めてすぐにこれは現在の地上波で扱うのは無理な内容と思いました。

やろうとしたことを無謀と取るか、挑戦と取るかは判断に困るところでしたが多分原作は面白いんだろうなと。

 

そして初めて手に取った「ONE」

これが面白くて、その時点で数冊シリーズが出ていたので全部買い一気に読みました。

 

読んでわかりました、テレビドラマの方はトンでも改変な挙げ句駄作になってると。

 

原作は面白い!

 

飽きることなく読んで、その後も新刊にはすぐに飛びついて読んでました。

番外編も出て、しかし先月無事にと言うかとうとうと言うか、シリーズ完結。

 

がっかりです、毎回楽しみにしていたのに〜残念。

仕方ない。

しかし、他にも建物因縁帳シリーズとかフロイトとかありますので今後はそちらを楽しみにします。

 

メイン軸だった比奈子とのび先生の関係にはほぼ興味が無く(笑)ひたすら猟奇事件と犯人の特異性が面白くて読んでました。

 

海外ドラマも犯罪ものとかFBIとかCIAとか、警察ものばかり見てるのでシリアルキラーとかはおなじみだったのですがそんなものばかり出てくるのは日本の作品では珍しいかなと思いましたし、

何よりも作者の文章は読みやすいです。

 

推理ものやミステリーでは取っつきにくいものは苦手です。

前置きが長いとか、説明がくとくどしてて本題に中々入らないものとか。

 

この作者の話はサビから入る楽曲に似ています。

食いついた後も流れが良い。

だから別シリーズも全て外れなし。

 

私の現在の1番のお気に入り作家さんです。

 

そしてもっと好きな部分は多作なこと(笑)

まぁ驚くくらい書くスピードが早く、ポンポンと作品を発表してくれる。

読むのが早くてすぐに読み尽くしてしまう私には有難い作家さんなのです。

どんどん新作出て全て好みとなれば、有り難さも倍増です(笑)

 

あらすじはグロもある猟奇殺人事件ばかりと言っておきましょう。

具体的に知りたい方はあらすじ語っている書評か、販売説明へ

 

私のお勧めの言葉としては

このシリーズは完結してるので最後まで読めます。

とても読みやすい文章と構成なので前に戻って読み直すとかはほぼないです。

そして犯罪課のメンバーがとても良いキャラです。

そして独特、個性的。

主人公が女性で、脇キャラダントツに輝いてるのも女性。

検死官の死神女史。

おばさんですが中々素敵な人ですよ。

ミステリー好きなら一気読みです。

ただグロ注意、死体の描写とか細かいので。

 

娘の職場でも貸し借り始まったら一気にブームが来たと言ってました。

読んだ人はみんなはまったそうです。

グロでも大丈夫と言うのであればダントツにお勧めですよ!